シロアリの種類
日本には数種類のシロアリが生息しています。
その中で家屋などに大きな被害をあたえるシロアリとしてヤマトシロアリとイエシロアリの2種類があげられます。
■ヤマトシロアリ
湿った木材を好んで加害し、特別な巣は作らず、加害部が巣となる。
疑蛹(ニンフ)が4月中旬〜5月中旬の降雨後の蒸し暑い昼間に羽アリとなって飛び立つ。
体色は淡黒色で前胸背板は黄褐色をしている。
北海道の一部を除き日本全土に生息する。
■イエシロアリ
巣を土中、床下、壁の中、屋根裏などに作る、巣が大きくなると分巣などを作り本巣と蟻道にてつなぐ。
水を運ぶ能力があり、乾いた木材でも加害されることがある。
加害部分は屋根裏にまでおよび被害も甚大となる。
羽アリは6月〜7月の夕方から夜に飛び立ち電灯などに集まる。
体色は淡褐色をしている。
等温線(1月平均気温4℃)以南、すなわち神奈川県以西、四国、九州、沖縄に分布し、特に海岸線に多く生息する。
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イエシロアリの兵儀と職蟻
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イエシロ羽蟻
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イエシロ兵蟻
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シロアリ被害の発見方法
シロアリは建物の内部から被害をおよぼすのでなかなか発見しにくいものです。
以下のような場合はシロアリ被害の可能性がありますので一度専門家にご相談ください。
1.柱などを叩くと空洞音がする。
2.歩くと床がブカブカする。
3.棟や屋根が波うったり傾いたりしている。
4.浴室やトイレの外壁・敷居に水漏れのあとがある。
5.床下のコンクリート、土台、束石などに泥状のシロアリの通路(蟻道)がある。
6.庭の立木やクイの根元がすぐダメになる。
7.4〜7月頃、家の内外で羽アリを見かけた。
8.近くでシロアリ被害が発生している。
シロアリ(羽アリ)の見分け方
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